日々生活をする中、ついつい目先の欲にとらわれてしまいがちですが、そんな時には大局で物事を観ることが大切です。
人は狭い世界に生活しているとどうしても目の前に起きている事象がすべてであると思い込んでしまいます。
極端な話ではありますが理不尽な世界にうんざりして自らひとりこの世を去ったとしても、理不尽な世の中は何も変わりません。
自分が今朝何を食べたか、何を着て、今日何しようが世の中ほとんどの人が全く気にはしていないでしょう。
それなのに人の目が気になったり、他人より自分が劣っているとか、顔がブサイクだとか、太っているなどどうでもいいことで悩んでしまいます。そんなことをSNSで共有しても願う欲求は叶えてもらえないでしょう。むしろ誹謗の的になる場合が多いです。
木を見て森を見ずということわざにあるように、木ばかり見ていても物事の本質には気付かず、盲目的になってしまいます。
そして他人の幸せと自分を比べて劣等感を覚えたり、他人の庭がとても羨ましく思えたりします。しかしそれはまやかしです。
木はあくまでも森の中の一部である代わりに
天は必ず自分の咲く場所をすでに与えてくれているからです。
あなたはあなた以外の木には成れない。自分はいつになっても上へ伸びるしかないのです。
その不安に囚われるとき、森である世界を理解していない事実にいつか気付くはずです。