訪問介護においてよく起こりがちな事例ですが、
ヘルパーとして初めて入ったころは、利用者様との距離もできていないので、いろいろと気を配っていますが、
だんだんと慣れて月日が経つと、いろいろな業務にずれが生じることが少なくありません。
事例と問題点をいくつかあげてみましょう。
(例)
・利用者様の要望がどんどんと増えていく
→計画や時間内に終わらない →サービス提供責任者に相談する
・ヘルパーが手を抜くようになる
→最終的にはクレームにつながります →計画に載っていることは最低限きちんと業務を行う
・お互いに踏み込みすぎた関係になる
→あくまでもお客様としての付き合いです →依存する関係は控えましょう
・お互いにエゴが出て、主張が強くなる
→ある程度の距離感が必要です →主張がお互いに強くなった場合は責任者に相談
・公私混同が増える
→仕事中は会社全体としての考えをすすめる
個人の価値観や判断は避ける →会社の方針やチームとしての考えをよく理解する
・言った言っていないの問題が起こる
口頭での大事な会話は控える →会社に持ち帰り、後日文書で提示する
マンツーマンの現場が多いので、偏った視点ではなく広い視点が必要です、
イエスマンでなんでもOKではなく時にははっきりと断ることも大切になります。
慣れというものは怖いもので時には自分で自分のことが見えなくなります。
そんなときに大事なのは周りの職員に相談し第三者から意見をもらうこと、また利用者様の意見もしっかり拝聴しながらも、事業所の方針に理解いただくこと、
また人間関係とは水物であり、常に流動的に変化することを肝に銘じて、業務を遂行しいくことが求められます。