仕事において様々な局面で大事になることが、モチベーションという言葉です。
日本語だと「やる気」ですが、そのほかに経験、技術、コミュニケーション、記録など介護の世界でも重要になる要素はたくさんあります。
日本には続けることや長いものを尊ぶ文化が定着していますが、長く続けることにより、劣化するもの、見えなくなるもの、もあります。
例えば30年のベテランタクシードライバーは事故を起こす可能性はおおいにあります。ただなんとなく、ダラダラと長年積み重ねた方と、目標を持ち続け勤勉に努力された方は同じ年数でも結果は違ってきます。
結果ある一定のモチベーションを持ちながら、様々なことに挑戦し、謙虚に学び続けることができる方はものごとに対しての心構えもあり、実際に成長し続けます。
組織のなかで、その場に現状維持で止まり続けようとすると、いろいろなものを省いてだんだんと楽な方向に考えが向き、その中で倦怠やプライベートでの
生活の乱れを引き起こし、そして個人的な欲求(例えばギャンブル、夜遊びなど)を満たすことがモチベーションになると悪循環に陥ってしまう方も少なくありません。
訪問介護において、施設のようにチームケアをその場ですぐに実行できない現場では、お客様とマンツーマンで向き合うこともあるので、第三者の目を気にしなくなり、
公私混同し、ケアに内容が乱れ、自分を律することができなくなり、ルールやマナーを守らなくなることも懸念されます。
そんなときに正しい心構えに戻れるように、仲間がいて、理念もあり、計画も立てて行っています。正しいモチベーションを保つには常に学び、目標を持ち、
心身ともに整えて、仕事に向かう姿勢が必要です。そこに才能や過去の栄光などは必要なく、常に新しい未来のために積み重ねる謙虚さが必要です。
モチベーションについて